喪中のはがきの返事は出したほうがいい?マナーや文例・書き方も解説 | カメラのキタムラ年賀状2024辰年
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喪中のはがきの返事は出したほうがいい?マナーや文例・書き方も解説

喪中のはがきの返事は、必ずしも出さなくてはいけないものではありません。故人や遺族との関係性を考えたうえで、返事をするか決めましょう。この記事では、返事を出すかの判断基準や、返事をする場合の3つの方法、具体的な文章やマナーについて解説します。記事を参考にし、相手の気持ちに寄り添った返事を出しましょう。

喪中はがきを受け取ったら返事は出す?

喪中はがきを受け取ったら返事は出す?

喪中はがきは、身内に不幸があり、新年の挨拶や年賀状を控える旨を知らせるための手紙です。受け取った際は、必ずしも返事をする必要はなく、返事をしなくても失礼にはあたりません。

喪中はがきに対して返事をするかどうかは、故人や遺族との関係性によって決まります。また、あえて返信を送らず、季節の挨拶状としてお悔やみの気持ちを伝える方法も選択できるでしょう。

以下、喪中はがきに返事をするべきかどうか、どのように判断するかを解説します。

喪中はがきの返事を出すかどうかの判断基準

喪中はがきに返事を送るかどうかは、故人や遺族との関係性で判断します。故人や遺族と親しかったときは返事を送り、遺族に励ましの言葉を伝えるようにしましょう。

一方、職場の同僚や知人など、とくに親密な関係ではなかった方からの喪中はがきに対しては、返事をしなくても問題はありません。しかし、喪中はがきを送った人に対する配慮は忘れずに対応しましょう。

喪中はがきに返事をする場合の対応は3つ

遺族に励ましの言葉を伝えたいときは、喪中はがきに返信をしましょう。ここでは、返事をするときの一般的な対応方法を紹介します。

年内に「喪中見舞い」として送る
元旦から1月7日に「年始状」として送る
1月7日以降に「寒中見舞い」として送る

年内に「喪中見舞い」として送る

喪中はがきを受け取ったとき、少しでも早くお悔やみの気持ちを届けたいときは、年内に喪中見舞いを送るのはいかがでしょうか。時間を空けずに相手の気持ちに寄り添うことができます。

喪中見舞いは、喪中はがきを受け取った後ならいつでも送ることが可能です。ただし、松の内に届くのは好ましくないため、年内に届くように送りましょう。文面には、お悔やみの言葉に加え、新年の幸せを願う言葉を添えます。

元旦から1月7日の間に「年始状」として送る

年賀状ではなく、年始状として返事を出す方法もあります。年始状は、松の内(関東では1月1日~7日、関西では1月1日~15日が一般的)に届くように送る挨拶状です。マナーとして、「謹賀新年」や「あけましておめでとうございます」などのお祝いの言葉は控えましょう。

東日本大震災以降、被災された方に向けて年始状を送る習慣が広まりました。このように、ご不幸があった方に年始状を送るのは一般的とされています。文面には、お悔やみの言葉と新年の挨拶を記載しましょう。

1月7日以降に「寒中見舞い」として送る

喪中はがきを受け取ったとき、年賀状の時期から少しずらして、寒中見舞いを送ってみてはいかがでしょうか。

寒中見舞いは、寒さが厳しい時期に相手の健康を気遣う気持ちを伝える挨拶状です。松の内(関東では1月1日~7日、関西では1月1日~15日が一般的)が終わってから、2月4日頃までに送ります。文面には、健康を気遣う言葉に加え、お悔やみの言葉も含めましょう。

喪中のはがきへの返事の文例とNG表現

喪中のはがきへの返事の文例とNG表現
寒中見舞いの文例
喪中見舞いの文例
年始状の文例
避けるべきNG表現

喪中のはがきへの返事の文例を紹介します。以下を参考にして、心のこもった文章を書いてみましょう。

寒中見舞いの文例

寒中お見舞い申し上げます

服喪中とのご連絡をいただき 年始のご挨拶は遠慮いたしました
寒冷の候 いかがお過ごしでしょうか

ご家族の皆様におかれましては お気を落とされていることと存じます
遅ればせながら 謹んでご冥福をお祈りいたします

今年は例年に比べ 厳しい寒さが続いております
どうぞご自愛くださいませ

喪中見舞いの文例

ご丁寧なご挨拶状をいただき 誠にありがとうございました

お手紙を拝見し 〇〇様のご逝去を知りました
お悔やみも申し上げず 大変失礼いたしましたことをお許しくださいませ

遅ればせながら〇〇様のご冥福をお祈りいたします

お力を落とされていることと存じますが 何卒お身体をご自愛くださいませ
新年が穏やかな年となりますよう お祈り申し上げます

年始状の文例

謹んで年頭のご挨拶を申し上げます

昨年は大変お世話になりました
厚く御礼申し上げます

〇〇様のご逝去のお知らせをいただき 悲しみに暮れております
遅ればせながら 〇〇様のご冥福を心よりお祈り申し上げます

皆様にとって 穏やかな一年となりますことをお祈りいたします

避けるべきNG表現

喪中のはがきに対して返事を書く際には、避けるべき表現に注意してください。

まず押さえておきたいのが、忌み言葉は使わないことです。忌み言葉には、「死を連想させる直接的な表現」「重ね言葉」「繰り返しが連想される言葉」「不吉な表現」の4つがあります。

直接的な表現
死亡、死ぬ、生存中、生きていたとき など

重ね言葉
重ね重ね、くれぐれも、度々、次々、わざわざ など

繰り返しが連想される言葉
続く、引き続き、再び、また、追って など

不吉な表現
浮かばれない、切れる、終わる、数字の「4」や「9」 など

また、句読点やお祝いの言葉も避けるべきとされています。相手の気持ちに寄り添い、配慮した言葉を選ぶようにしてください。

喪中はがきに返事するときの注意点

喪中はがきに返事するときの注意点
はがき・切手のデザインに注意
香典を送るなら喪中見舞いで

喪中はがきに返信を送るときは、文章以外にも配慮すべき点があります。ここでは、はがきや切手に関しての注意点と、香典について押さえておくべきマナーを紹介します。

はがき・切手のデザインに注意

喪中はがきの返信として寒中見舞いを送るときは、切手部分のデザインが胡蝶蘭の郵便はがきを使うことが一般的です。これは郵便局やコンビニなどで販売されています。

入手できないときは、おめでたいデザインを避けてはがきや切手を選んでください。また、切手はごく一般的なものを選び、弔事用のものは避けましょう。喪中はがきの返事では、相手に対して細やかな配慮が必要です。

香典を送るなら喪中見舞いで

香典を送る場合は、喪中見舞いとして送りましょう。金額には決まりはありませんが、故人や遺族との関係性、年齢、地域の習慣を考慮して決めてください。

また、新札は使わないことが一般的です。受け取る相手の気持ちに配慮して、負担にならない程度のものや金額を送るように気をつけましょう。

喪中の挨拶をメールやLINEで受け取ったら返事すべき?

喪中の挨拶を、はがきではなくメールやLINEで受け取るケースも増えてきています。もしメールやLINEで受け取ったときは、そのままメール・LINEで返信しても問題ありません。

なるべく早く返信することで、相手の気持ちに寄り添いましょう。絵文字や顔文字は使わないのがマナーです。また、はがきで返事するときと同様、句読点やNG表現は使わないようにしましょう。

以下、メールやLINEで喪中の挨拶へ返事する場合の文例をケース別に紹介します。

目上の方や上司へのメールの文例

件名:お悔やみ申し上げます

ご丁寧にご連絡をいただき ありがとうございます
謹んでお悔やみ申し上げます

寒さ厳しき折 くれぐれもご自愛ください
略儀ながら メールにて失礼いたします

なお、返信は不要です

友人へのメールの文例

件名:連絡ありがとう

大変なところ 連絡をありがとう
突然のことで 大変驚いています

寒さが厳しい時期なので どうか身体に気を付けて
何かできることがあればすぐに連絡をください

喪中のはがきの返事に関するQ&A

喪中のはがきへの返事について、よくある質問とその答えをまとめました。

Q.喪中はがきの返事はメールやLINEでしてもいい?

A. 喪中はがきを受け取ったときは、基本的には手紙で返事を出します。ただし、メールやLINEで喪中の挨拶を受け取ったときは、メール・LINEで返信しても問題ありません。

Q.自分も喪中の場合に喪中はがきを受け取ったらどうする?

A. 自分も喪中の期間に相手から喪中はがきを受け取った場合、その相手に自分の喪中を知らせるはがきを送っても問題ありません。相手が喪中であることを知っているときは、喪中はがきにお悔やみの言葉を添えましょう。

相手の気持ちに寄り添った対応を心がけよう

喪中はがきを受け取ったときは、必ずしも返事を出す必要はありません。しかし、故人や遺族と親しくしていたときは、返信するのが一般的です。早くお悔やみの言葉を伝えたいときは喪中見舞い、松の内に連絡をするときは年始状、松の内を過ぎてから連絡をするときは寒中見舞いで返信します。

喪中はがきを送る・送らないにかかわらず、相手の気持ちに寄り添った対応をすることが大切です。返信に記載する言葉やはがき、切手の選び方で、相手を思う気持ちを伝えましょう。

カメラのキタムラでは、年賀状や寒中見舞いなどの印刷サービスをご提供しています。最短1時間仕上げで、パソコン・スマホからの注文も対応可能。お急ぎの場合にも、送る相手が多い場合にも最適です。

喪中見舞い・寒中見舞い・年始状を送る際は、ぜひカメラのキタムラをご利用ください。

カメラのキタムラの喪中はがき

カメラのキタムラの寒中見舞いはがき

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カメラのキタムラ 年賀チーム

カメラのキタムラの年賀チームです。みんなカメラ&写真好きなので今年も年賀状の写真選びに苦労しそうな予感…っ!お客さまに少しでも年賀状の良さを知ってもらうために企画やコラムをお届けします。

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